なになに暮らし

昭和アレコレ、生き物のフシギ、日々のギモンを綴っています。

なになに暮らし
Pocket
LINEで送る

高崎山の猿がストライキってホント? 不満や群れ数変動で自然動物園は大ピンチ

2018年11月09日 [ 群れ ]
Pocket
LINEで送る

高崎山の猿といえば、

2015年の子ザル誕生の際に、

英国王室ウィリアム王子の長女に因んで

シャーロットと命名する、しない論争で

有名になりましたね。

結局、子ザルはシャーロットちゃんと命名され、

すくすくと元気に育っているようです。

 

それ以降は、

これといった話題も取りざたされることなく、

猿たちも平和な日々を送っているんだろうな、

と思っていたところ、

「サルのストライキ」という衝撃的なニュースが

飛び込んできました。

 

いったい猿たちに何が起きたのでしょうか?

真相をさぐってみました。

 

スポンサーリンク

 

高崎山の猿がストライキってホント? 不満や群れ数変動で自然動物園は大ピンチ

なぜ野生猿の動物園が生まれたの?

高崎山自然動物園は

大分県大分市にある高崎山の麓にあり、

そこにある万寿寺が

猿の餌場になっています。


出典 http://www.takasakiyama.jp/

もともと高崎山には

野生猿が生息していましたが、

大正時代の山火事で頭数が激減しました。

その後、

頭数は200頭程まで回復してきましたが、

農作物を荒らすようになり、

その解決策として、

当時の大分市長が猿を餌付けをして

観光資源にしようとしたのが始まりです。

 

園には決まった時間になると

エサをもらいに

山から猿たちが姿を現します。

檻などの隔てるものはなく、

野生の猿を間近で見られるとあって、

高崎山自然動物園は観光の目玉となり、

たくさんの観光客で賑わいました。

 

小説やミュージカル、映画にもなり、

全国的にも知られるようになりました。

 

私も小さい頃、父の会社の社員旅行で

毎年のように訪れていた高崎山。

エサを蒔きながら駆け抜けるリヤカー、

その後ろから

エサをかき集めて疾走する猿たち。

その殺気さえ感じる光景に

圧倒されたことを今でも覚えています。

 

高崎山の猿がストライキってホント? 不満や群れ数変動で自然動物園は大ピンチ

増えすぎた猿対策

ところがエサをもらうことで

あまりに猿が増えすぎてしまい、

その数は2000匹以上に膨れ上がりました。

 

山は自然な状態を保てなくなり、

このままでは山が荒れ、

猿にも良い環境ではなくなる

考えられるようになりました。

 

自然動物園では、

800匹まで猿を減らすために、

少しずつエサを減らしてきましたが、

猿もきっと気づいてしまったのでしょう。

 

夏場は山にも豊富なエサがあるので、

わざわざ餌場に降りてこなくても

差して生活に支障はありません。

それで猿たちは

山から降りてこなくなりました。

 

高崎山の猿がストライキってホント? 不満や群れ数変動で自然動物園は大ピンチ

猿の移動により変化したグループ勢力

猿が餌場に降りてこなくなった

もう一つの理由、

それは勢力争いによる

グループ間のバランスが崩れたことにあります。


出典 https://www.nishinippon.co.jp/

 

開園当初の1953年頃は

猿のグループとしてA郡(約250匹)が

存在していましたが、

そこから枝分かれして、B郡、C郡が発生し、

勢力を増していったC郡がA郡を攻撃、

A郡は自然消滅していきました。

 

しばらくは、残りのB郡とC郡が

交代で餌場に降りてくる、

というバランスの良い状態が続きました。

しかし、圧倒的権力を持っていた

C郡のボス猿‟ベンツ”の没後、

リーダー格だった猿たちが恋人を求め

B郡へ移籍していったため、

C郡は弱体化していったとみられます。

 

そして

山で餌となる木の実などが減る冬場には、

B郡が餌場を占領するようになり、

C郡の猿たちは

餌場に近づけなくなったのです。

 

スポンサーリンク

 

高崎山の猿がストライキってホント? 不満や群れ数変動で自然動物園は大ピンチ

来場者が減少、再び猿害も

そんなこんなで今年の春以降、

猿たちが餌場に姿を見せない日が続いたり

山から降りてきてもすぐ戻ってしまうなど、

猿の動きがつかめない状態に

なってしまいました。

 

せっかく訪れても

猿がいないのでは話にならない、

来場者も激減し、園は大ピンチ!

 

一部の猿は

他の場所にエサを求めた結果、

再び、農作物への「猿害」も

多発しだしているようです。

 

高崎山の猿がストライキってホント? 不満や群れ数変動で自然動物園は大ピンチ

みんな、戻ってきて

園では猿に配る芋を

ブランド芋の「紅あずま」に変えてみたものの、

猿の気持ちを取り戻すまでには

至っていないのが現状です。

 

職員の方も山に入って

猿が戻ってくるように

頑張っておられるようです。

 

園では猿たちの出現状況を

リアルタイムに確認できるよう、

HPやフェースブックで発信しています。

 

スポンサーリンク

 

高崎山の猿がストライキってホント? 不満や群れ数変動で自然動物園は大ピンチ

まとめ

高崎山自然動物園は

自然を生き抜く野生ザルたちの生命力を

間近で見る事ができる貴重な存在であり、

私にとっても思い出深い場所です。

 

今回、「サルのストライキというタイトルが

世間を駆け巡りましたが、

本当にそうなのでしょうか?

 

サルは生きていくために

エサのある所を求めて移動しますし、

自然界では勢力の強弱により

エサにありつけない者たちが存在するのも

当然の事です。

 

サルが山から降りてこない、という現状を

私たちに発信していること自体、

自然の姿をありのまま見せる、という

自然動物園の姿勢、

といえるのではないでしょうか。

 

サルたちが生活を守りつつ、

私たちの気持を受け入れ、

また共存していける平和な日々が

戻ってきてほしいと望んでいます。

 

Pocket
LINEで送る


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です