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「なし崩し」の意味は? 文化庁の国語世論調査から見た今時の新語・新解釈

2018年09月30日 [ 世論調査 国語 文化庁 ]
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先日、文化庁から

平成29年度「国語に関する世論調査」

の結果が発表されました。

 

ちょっとお堅いイメージですが、

要は、

日常生活の中で

本来の意味とは違った意味で使われている

言葉だったり、

多くの人に使われている

新しい表現の言葉だったりを

質問形式で調査して、まとめたものです。

 

日常私たちが

何の疑問も持たずに使っている言葉について

実はちょっと違うんじゃない?

ってとこを

検証してみました。

 

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「なし崩し」の意味は? 文化庁の国語世論調査から見た今時の新語・新解釈

本来とは違った意味で使われている言葉

言葉本来の意味を尋ねた質問では、

日常使っている言葉の中に

元々とは違う意味で使われている言葉が

ある事がわかってきました。

 

檄(げき)を飛ばす

本来の意味は、

自分の主張や考えを広く人々に知らせ

て同意を求めること」ですが、

「元気のない者に刺激を与えて活気づけること」

と答えた人が6割以上にのぼりました。

 

やおら

本来の意味である、

ゆっくりと」と答えた人は4割近くいましたが、

「急に、いきなり」と答えた人が

3割以上もいました。

本来の意味と、真逆の意味で、

それぞれに使われているのですね。

 

なし崩し

本来の意味は、

少しずつ返していくこと」ですが、

「なかったことにすること」と答えた人が

6割以上にのぼりました。

コレ、自分に都合よく

ちょくちょく使いますよね。

本来の意味は、全く知りませんでした。

 

時代や生活様式の変化に伴い、

言葉の意味するものが変わっていく事は

自然なこと。

本来の意味から変化、発展して

変わっていった使われ方も

それはそれで時代に寄り添った使い方といえ、

誤った使い方ではない、

と言えるのではないでしょうか。

 

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「なし崩し」の意味は? 文化庁の国語世論調査から見た今時の新語・新解釈

新しい表現には世代間のギャップがある

新しい表現の言葉についての質問では、

「言葉を聞いたことがあるか」

「使ったことがあるか」などを尋ねています。

その回答結果を見てみましょう。

 

ほぼほぼ”完成している

この言葉を

使ったことがある20代6割もいるのに、

聞いたことがない70歳以上約6割います。

 

上から“目線”の言い方をされた

この言葉は

全ての年代が聞いたことはあるようです。

16歳以上では8割強が使うのに対し、

年代が上がるにつれ、使わないようです。

 

彼とは“タメ”口で話をする

この言葉は

30代以下8割強が使うのに対し、

聞いたことがない70歳以上3割以上います。

 

ガチ”で勝負をする

この言葉を

20代8割近くが使うのに対し、

聞いたことがない70歳以上約3割います。

参照
文化庁の平成29年度「国語に関する世論調査」より

 

新しい表現の言葉が

若者の間では広がっているのに対し、

言葉さえ聞いたことがない高齢者が多い、

という結果になり、

世代間のギャップが浮かび上がった形と

なりました。

 

「なし崩し」の意味は? 文化庁の国語世論調査から見た今時の新語・新解釈

文化庁は“カタカナ”を“漢字”表記にするよう検討するらしい

広報誌や公の機関からのお知らせなど

一般の人々向けの印刷物において、

カタカナ表記が増えていることに対して、

文化庁は漢字表記にしていくことを検討する

としています。

 

たとえば、

「コンソーシアム」は「共同事業体」へ

「インパウンド」は「訪日外国人旅行(者)」へ

「パブリックコメント」は「意見公募」へ

 

といった具合に

カタカナ英語を漢字に直していこう

というものです。

 

専門家ならともかく、

意味不明なカタカナ英語は混乱を招きます。

 

国際化が進む中、そのイメージを先行するあまり

一般の人に分かりにくい表現が増えている現状は、

大いに問題アリです。

特に高齢者にとっては、

まさに外国語そのものでしょう。

 

国語世論調査の結果から、

このような問題に気づくこと、

これこそが、

国語世論調査の実施が

意義あるものになり

集計結果を活かしていくキッカケに

なるのではないでしょうか。

 

ぜひとも、

一般の人々に分かりやすい表現を優先するよう

しっかりと検討してほしいですね。

 

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「なし崩し」の意味は? 文化庁の国語世論調査から見た今時の新語・新解釈

まとめ

国語に関する世論調査結果から、

私たちが日常、違和感なく使っている言葉の中には

実は言葉の意味が違っていたり、

相手に意味が伝わっていなかったり

しているものがある事が見えてきました。

 

時代の流れとともに、必然的に

言葉の使われ方も変わってきたと思いますが、

思いやる気持ちをもって

相手に伝わる言葉使いを心掛けたいものですね。

 

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